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伝統空手 組手(試合)

伝統空手で組手における上達への最短距離の秘訣!?

2021/03/22


 

伝統空手で組手における上達のコツについての記事です。コロナの影響で道場は休みですが定期的に、自分の子供たちにだけは伝統空手を教えていて気付いたことを書いていきたいと思います。

 

「間合い」「突き(攻撃)」「フェイント」などがなかなか上達できない、コツをつかめないという方。「身体の使い方」において固定観念にとらわれている場合があります。過去の記事と多少重複するところもありますが、早速紹介していきます^^;

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーも参考にしてみてください!

「組み手」が上達しない方はある固定観念にとらわれている?【伝統空手】

まず、2つの固定観念を払拭してほしいです。

 

一つ「組み手と型は別なスポーツ競技と思え!」

固定観念にとらわれている方は「組み手に勝つための動きと『型』の動きはまったく別!!別な競技(スポーツ)なんだ!」と考え方をスイッチしてください。

 

もちろん、どちらも強い方はいらっしゃいます。空手の世界において、大人になればなるほど、強くなればなるほど、両方上手い、強いという方は見たことがないです。野球は大谷さんがいますが^^;

 

型は型で型稽古でしっかりやる。組み手の練習は別にやるといったイメージです。自分がどちらがやりたいのか?どちらに重きを置いている道場なのか?これを間違えると苦戦します^^;(経験者は語る)

 

二つ「組み手を格闘技だと思い込むな!」

「組み手=フルコンタクト、K-1、格闘技」と思い込んでいる方。これを忘れてください。テレビでやっていることは、あくまでもショー的要素が含まれています。もちろん、選手は本気でやっていて見るのは面白いですよね。私も好きです。

 

しかし、伝統空手というのは「寸止め」「軽いスキンタッチ」でポイントを競う競技的要素を含んでいます。つまり、それに寄せて「身体の使い方」「筋肉」を作っていく訳です。何が言いたいのかというと、相手を倒さなくても勝てるんです。スピードがあれば。

 

筋力重視からスピード重視に切り替えてください。「パワーではなく瞬発力」「遅筋ではなく速筋(筋トレ等)」です。この二つの考え方の固定観念をぶち壊してください。

 


「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーも参考にしてみてください!

 

実戦空手にはない「引手」が勝負の決め手!!

ではどうしたら伝統空手でポイントが取りやすく(勝ちやすく)なるのか?それは引手を意識することです。「引手?地味だなっ」と思った方は上達できません。まずは悪い例から。

 

悪い例:「打ちっぱなし」

わかりやすい例はハンマーで物を壊す時です。一発で壊すことだけに集中して、壊したら成功ですよね?実戦、フルコンも相手を倒したら勝ちですよね?そういう身体の使い方、筋肉を鍛えているから当然です。「一発で相手を倒す」ってなんだか爽快ですし、映画の主人公みたいでカッコイイですよね。このような方は最初からフルコンタクト空手をやりましょう。

 

しかし、伝統空手を続けたい方はこの考え方を改めましょう。

 

良い例:「カメレオンの動き」^^;

「はあ?カメレオン?読む気無くすわー」ですよね(汗)勝ちたいかたは頑張って読み進めてくださいね^^

 

「突き打つ」のではなく、「相手の身体すれすれに拳を移動させるというイメージ」です。「移動(攻撃) → 素早く、元の位置に手を戻す(残心)」もっといえば、元の位置どころかそれ以上戻すくらいがポイントを取るには印象が良いといっても言い過ぎではないです。

 

少し変な例になってしまいますが、カメレオンって餌を倒すために舌をだしていないですよね?餌をとらえて、そして他の敵に奪われないようにすぐ自分の元の引く動作です。「ポイントを自分の元に引き寄せる」といったら強引な考え方かもしれませんが^^;それくらい伝統空手において「引手」という要素は、副審にとってポイントの審査・判断の材料になります。

 

もし自分が審判なら、当然「キレイに(直線的)きまっているか?引手はどうか?声はどうか?」など出来ている選手にポイントを上げたいですよね。

 

タオル取りをやって、基礎スピードを上げる!

良い練習方法として鉄板なのは「タオル取り」。片方(相手役)のかたに片手でタオルでも拳サポでもなんでもいいのですが、採りやすいものを目線の高さに持ってもらってください。そして、練習する方(攻撃側)は、各前拳・後拳で早く取って引き寄せる。これを繰り返し納得いくまで身体に覚えこませてください。隣にライバルがいるとイメージして、「用意ドン!」でライバルよりも早くとれるイメージで継続してください。

 

ちなみに私の子(当時小2)は、習いたての頃はずっと1回戦負けだったのですが、これだけを意識して家で教え込んだら、小さな大会ですが優勝しました。「なんで勝てたのかわからない」と信じられないといった感じでした。嬉しくて泣いていましたが。それくらい効果はあります。引手は。是非鍛錬してみてください。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーも参考にしてみてください!

技を使い切れていないのでは?いっぱい覚えすぎてないか?

極端な話、まず二つの技を磨けば勝てるようにはなってきます。組み手になると何を使って良いのかわからなくなる方は消化不良を起こしています。シンプルな技の「精度・スピード」を磨いていきましょう。たくさん覚えるのは上段者・優勝者になってからにしましょう。

 

「刻み突き(上段)」「逆突き(上中段)」の2種類をキレキレになるまで磨き続けましょう。勝ちへの近道です。蹴り技は勝てるようになってからでも遅くはないです。

 

1・刻み突きとは?

ボクシングでいうところのジャブ(前拳)で軽くパンパンと打ちながら相手の「けん制・距離をコントロールする技」。しかし、伝統空手においては「けん制どころか、ポイントをとる軸になりえる技」です。

 

上で紹介した「タオル取り練習」のときに、タオルを取る時に踏み込まないでやってみてください。「前拳が動く→後から身体がついてくる→結果、踏み込んだ時と同じ位置にいる状態」この身体の使い方がまさに伝統空手の突きなのです。先に前拳でポイントを取ってしまい、後で引手で決めるといったイメージになります。

 

上手くならない人の間違えがちな身体の動かし方は「1.足で踏みこむ → 2.拳がでる」です。これは伝統空手の刻みになっていないので注意です。これはどうしても「2挙動」になってしまい「1と2の間」に隙が生まれてしまいます。

 

逆突きとは?中段カウンター、逆上段突き

ボクシングでいうところのストレート(後拳、利き手)でバチーン!と相手をKOする時に使う決め技。しかし、伝統空手において「刻みも逆突き」も同じくらいポイントの取れる技です。同じくらい重要又は2種類の決め方があると思っておいてください。

 

【中段カウンターを狙う!】

これは相手が「上段突きを狙ってきた」または「自分から攻撃を誘って撃たせる」→まってましたとばかりに「中段で抜く」とも言います。それくらい伝統空手の基本中の基本の技です。練習は2人いないとなかなか練習はできませんが。一緒に強くなりたい仲間・友達・兄弟・親を探しましょう。

 

練習相手がいる方は、まず「相手役に上段突きを打ってもらう。フェイトもいれて。」。その時に相手の拳を見ずに、身体全体、肩のあたりをぼんやり見るイメージでカウンターを待つ練習をしてください。

 

中段抜きを練習する方は「来た!」と思ったら、中段突きを狙って、きちんと引手を取る。決して攻撃だけで終わらないでください。もし、フェイントならそのまま打って決める。これも有効な技です。相手のフェイントを逆手にそのまま決めてしまう技です。どっちのパターンも決めれるようにしておきましょう。

 

 

【通称:逆上(逆突きの上段)】

これは「刻み」「中段の抜き(カウンター)」の二つがある程度できるようになったらやってみてください。この二つのレベルが上がってくると、相手はディフェンスの際にに迷いが生じます。脅威に感じます。相手がそう思ってない・全然ビビらないということはまだまだ修行がたりないです。もっと稽古してください。

 

2つの技で相手を翻弄できるようになったら、ダメ押しとばかりに、この3つ目の技でさらにディフェンスを迷わせます。1種類または2種類の技で崩して、3種類目の技でポイントを取りにいきましょう。もちろん、刻み、逆突きを出す順番を上手く変えたりして、自分だけのコンビネーションを工夫すれば2つでも十分勝てるようになります。

 

伝統空手の上達のコツまとめ☆

初心者の方が勝てるようになるにはシンプルな練習を積み重ねるだけです。練習相手のいない方は親兄弟、熱い友達を巻き込んで動画でなんどもなんども研究しましょう。

 

1・「引手」

2・「技は基本の技を鋭く磨き上げる」

 

イメージが浮かばない方は「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーも参考にしてみてください!

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