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伝統空手 組手(試合)

伝統空手の組手のコツ。まずは鉄板の技を練習しょう!

2018/12/30

 

こんにちわ。元実戦空手(極真)の経験者のマルです!

 

今回は伝統空手の組手のコツについて書いています。フルコンタクト空手など、またはキックボクシングなどの経験者が伝統空手経験者と組手(試合)をやった時に、びっくりするのはあの「独特の間合い」から飛び込んでくる攻撃とスピードではないでしょうか?「反応できない」「攻撃が当たらない」などあると思います。

 

なので、この記事では「組手に慣れるため」「コツ」などを伝えられればいいなと思います。

「初心者」と「経験者」の認識の違い!?

そもそも、組手をやる前にスタート地点で考え方を間違えていないかを確認しましょう!

 

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「変革の時(期)」

 

「経験者」の勘違いとは!?

フルコン系出身の方が勘違いする原因で多いのはこれでしょう。「今までの距離感・身体の使い方」にこだわるがゆえに勝てない。これにつきると思います。なので「何で勝てないんだろう」「速くて反応できない」と思っている方が気をつけることは・・・

 

「過去の栄光・経験を一旦忘れる。」そして、まずは全く違う武道の人と戦っている。或いは、「新しい競技を0から始める感覚」でやる。このような考えが必要になってきます。

 

しかし、全くの未経験ではないので、ある一定のレベルになると「なるほど、こういうことか!」と気づいたときに始めて、今までの経験を生かせるようになるでしょう!

 

この勘違いは「伝統空手とフルコン系のルール」に関係してきます。詳しくは、もう少し下のコラムで書きますね。

 

 

初心者の注意点とは!?

逆に、初めての武道が伝統空手ならば、余計な戦い方の知識、経験がないゆえに正しい練習を地道に続けていれば強くなっていくでしょう。

 

直ぐには、強くならないです。重要なことは間違った方向に努力しないことです。師範、指導者の言うことを忠実にやりましょう!ただし、初心者にも注意点があります。

 

それは、「型稽古」と「試合用」の身体の使い方が違うのだけは認識しておきましょう。重要です。忘れないで置いてください。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

 

伝統空手はスポーツ化されている!?

競技のルール上、「有効打のポイントが入った時点で強制的に審判に止められる。」なので、極真空手のように接近して、突きをねじ込んで相手に強い打撃を当てて倒す必要がない。これがどういう意味を持っているか?

 

相手に一発も当てられないで、遠い間合いからの「スピードがある突き・蹴り」を決める。このような攻撃が主体になります。そして、効率よく勝ちに繋がりやすいと伝統空手の試合クラスの方はわかっているからです。

 

速くて見えないという点では、オリンピック競技のフェンシングの素手バージョンというイメージでしょうか。

 

冒頭でも触れましたが、「力強いパンチ・突きを近距離で打つこと」に身体が慣れてしまっているフルコン経験者。これらの方は伝統と実戦の「間合い」が全く違うことに気がつくことが組手をやっていく上で肝になります。

 

そして、足を踏ん張ることによる力強い突きではなく、「先に当てることを前提にした身体の使い方を身につけること」が伝統空手の組手に慣れるコツでもある。

 

ルールの性質から「ガード」「避ける」「外す」そして、多彩な技を磨くよりも、「先に当てる精度を上げることに集中する」ほうが勝利に繋がりやすいです。

 

 

派手な技、エンターテインメント的な技は格闘家に任せて、自分は伝統空手という競技者だということに徹しましょう。

 

組手で効率の良い鉄板の技を覚えよう!

上段者になればなるほど、試合での鉄板の技は「刻み突き」「追い突き」「逆突き」が圧倒的に決まる技となってきます。これに様々な「フェイント、コンビネーション」をアレンジしてカウンターで決めるパターンです。

 

見ている人は「突きばっかりで・・」と単調な試合になりがちなのは否めません。しかし、「突き」こそが伝統空手の試合ルールに「理にかなったポイントが取れる最強の技」だと言っても過言はないでしょう。おそらく、上級者の方はそれがわかっていると思います。

 

「突きばっかで、自分は蹴りも!」という考えの方もいるでしょう。曲線的な攻撃の回し蹴りはスキができやすく、よっぽど得意ではない限りは「第二優先の攻撃」くらいに思っておいてもいいでしょう。それくらい現代の伝統空手の競技はスピード化されています。直線的な「突き」こそが「最大の有効技」いうことを認識しておきましょう。

 

伝統空手の突きのスピードを上げる意外な方法!!

 

伝統空手に限ったことではないですが、大技が決まるのは「圧倒的実力の差がある」ときのみ。見かけだけのカッコイイ技で使うのは反撃の対象になりやすいので気をつけましょう。

 

もちろん、伝統空手のベースが出来上がっている上段者の方が応用技を開発したり、練習するのは伝統空手の発展のためにも良いことだと思います。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

 

フットワークか?すり足(運足)か?

伝統空手の試合では、最近は「ピョンピョン」飛んでフットワークで攻撃の動作を惑わすのが主流でもあります。若い軽量級の方はけっこうやっていると思います。圧倒的に多いですが。

 

フットワークで相手に攻撃するタイミングを「読みづらくするのが一番の狙い」です。「先の先」でも「後の先(カウンター)」でも両方使えるかなと思います。「先の先」はかなり訓練しないと難しいですが、できれば怖いものなしでしょう。

 

スピードドラゴンの異名を持つ荒賀選手。

 

重量級、シニア層はすり足が必然かも・・・

どちらかと言うと、シニアはフットワークよりも、空手本来の「すり足(運足)」を使って、「後の先(カウンター)」を狙う方が体力的にも理にかなっていますし、自然なファイトスタイルかもしれません。あとは、若くても重量級の方は、運足が理にかなってるのかもしれません。

 

 

1.05~「後の先(カウンター)」で上段突きを決めた方は「運足」多少、上下に揺れてはいますが。決められた方は「フットワーク」です。

 

合う合わないは人によって違います。私個人の意見で申し訳ありませんが「運足」が得意です。なので、自分にあったスタイルでやりましょう!

 

「伝統空手の組手のコツ」まとめ☆

それではこの記事を整理していきます。

 

・伝統空手独特の「間合い」の意味やバックグランドを知っておく

 

「突き」の精度を上げるのが勝利への近道。他の技は二の次。

 

・フットワークか運足かは自分に合ったものを選ぼう。

 

いかがでしたでしょうか?ちょっとした発想を変える。競技化された伝統空手の組手の裏側を知っておくだけでも、小手先の技を磨くことよりも、発想を変えると意外と「悩みの塊が解けていく」と思います!

 

オリンピックに向けてこれから伝統空手は激アツだと思いますので盛り上げていきたいものですね^^

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

 

 

「初撃を制する者は試合を制する」伝統空手。ミットもよいですが、1人で「突き」の練習するにパンチグボールは調度良いです。

 

 

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