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伝統空手 組手(試合)

伝統空手の組手。構えは騎馬立ちのバランス型で行こう!

2019/07/01

 

こんにちわ。元極真空手の経験者のマルです!

 

伝統空手の組手の構えについての記事です。師範・有名な選手の動画・仲間に構えを教わったものの「物すごく動きづらい」「人によって言うことが若干違う」「本当にこれで良いのだろうか・・・」と思った経験はないですか?

 

今回はそんな疑問を解明すべく「いろんな構え」について書いていきたいと思います!

伝統空手の構えはバランス型の構え!?

伝統空手の上級者になってくると、ほとんど構えがバランス型の構えです。これは「攻撃も防御」もバランスよく動ける構えということです。

 

バランス型の構えとは騎馬立ち横構え?

馬にまたがるような姿勢から騎馬立ちといわれる構えは前を向いています。この状態で相手の方へ、顔だけ向く。そして、フットワークで動く選手がほとんどです。

 

まさに「the 伝統空手の構え」の説明として非常に分かりやすい動画です。さすが先生ですね。

【引用:https://bit.ly/2RdL589】

 

この構えで常に練習していれば、これに対応した動ける「身体・筋肉」が育ってきます。継続していれば、これが自然に必要な「筋トレ」になっているということです。

 

次は篠原選手の動画です。

【引用:https://bit.ly/2Q21Bnb】

 

動画の内容で気をつけて欲しい部分。冒頭で「重心を高く(イメージ)」と説明しています。しかし、最後に「重心を低く」と説明している部分もあります。「どっち?」と思う方もいると思います。ここは「低く低くと強く意識し過ぎない」というのを篠原選手は伝えたいんだと思います。

 

篠原選手の構えを見ると、バランス型の構え(騎馬立ち横構え)になってますし、最終的に動画の終わりのフットワークの説明では低くなってますから。

 

つきい先生の動画で基本を学ぶ。そして、篠原選手の考えで「軸をやや後ろに倒す」というところが最大の肝!これは私の特集で荒賀選手の動画を紹介していますが、同じことを普通に言っています。

 

つまり、上級者になるためには「この構え・考え方」は標準装備と思っておいて間違いないでしょう。

ノーガードもある!?

バランス型の重心をとってはいるが、ノーガードの構えもあえてする人もいる。私事ですいませんが、実際に試合を見に行っていましたので。

 

これは組手においては緊張している自分のことを半強制的に「リラックスさせたり、ある意味、開き直ることによる気持ちのスイッチング」或いは、両方が攻撃せずに硬直状態の流れを変える時などにやる方もいます。

 

k1やボクシングの選手に、たまにいますが相手を「威嚇」「おちょくる」と言ったパフォーマンス的な意味はないでしょう。1%くらいはいるかもしれませんが^^;こういう意味でやるのはやめておきましょうね。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

 

大幅に「構え」を変更するとケガの元!?

これは空手・構えに限ったことではないです。全スポーツに共通することでもあります。一気に「構え、フォーム」を変更する危険性についてです。

「今まで慣れていた動き=慣れている筋肉・関節」

「慣れていない動き=使っていない筋肉・関節」

 

何が言いたいのかというと、思わぬ筋肉痛、痛みが生じる場合があります。ケガ防止のためにも、少しづつ軌道修正していきましょう!くれぐれも、一気に修正しようとすると必ず身体のどこかに支障をきたします。実際、強くなりかけの、中級者に多い現象です。

 

早く強くなりたくて、大胆にフォームを変えて、練習している間に思わぬところが痛くなってくる。なので、専属のトレーナーが付いているなら良いですが、自己流で一気にやるのは気をつけましょうね。

 

【おまけ】実戦・フルコン系の構えと何が違うのか?

一応、知識として知っておいても面白いと思います。興味がない方は読み飛ばしてくださいね。

 

実際に、打撃を相手に当てて、倒す試合の場合は2種類の構えを交互に使い分けます。というか、自然にそうなっていると言ったほうが表現としては合っています。

 

攻撃型 → 重心は前足寄り

多少の違いはあれ、殆どの選手はこの構え・重心から試合が始まります。相手と対峙して、半身を切る。重心はやや前足に乗ってる。乱打戦。近距離で打ち合う時に使います。フットワークは使わずに、ベタ足で前にガンガン突っ込んでいくイメージです。

 

【引用:https://bit.ly/2EOnMvT】

 

これに、「フットワーク」をアレンジしたり、「ヒット&アウェイ」を取り入れたりしながら多様に変化します。

 

受け型 → 重心は後ろ足寄り

後屈立ちで構える。最初からこの構えだと消極的に取られるかもしれません。組手・試合の1局面で「少し、様子みたい」という要所要所でこの構えに自然になっている方もいると思います。イメージ的にはこうですか^^;

実際、下のように忠実に後屈立ちで相手と対峙している方は観たことはないです^^;あくまでも、型稽古でのことでしょうね。

 

 

しかし、受けの構えはいろいろありますが、考え方の土台が後屈立ちになっていることは確かでしょう。後ろ足に重心があることによって、距離を取りやすく、且つ攻撃を避けやすくもなっています

 

組手の経験・数が多くなればなるほどできるようになってくるでしょう。もちろん、普段から勝つために工夫していることが前提ですが。

 

「攻撃の構え」「受け構え」は相手の動きのによって自然に変わる動きになっていれば、上級者でしょう。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

 

「伝統空手の組手。構え」のまとめ☆

それではこの記事をまとめます。

 

・伝統空手の構えは騎馬立ちベースのバランス型

・構えを修正するときはケガ防止のためにも少しづつ!

・組手の一瞬一瞬で有効な構えに変化させるのが最善!

 

上段者になると「構えを見れば、相手の実力がわかる」とも言います。相手にとって「嫌な構え」というものを常に考えて修正していきましょう。構えだけでフェイントにもなる場合もあります。

 

「伝統空手特集(八記事)」のカテゴリーはこちら!

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