ど素人が株を買うタイミングを見分ける方法!?
2022/10/25
私のようなド素人が株を買うタイミングを見分ける方法についての記事です。長期保有・優待目的保有の方に向いています。よく「ニュースで何年振り〇〇円安」とか「何年振りマ日経平均が悪い」とかで購入しても良いのでしょうけど・・・
全体的に株価が好調な時って、何を買えばよいの?逆に下がり調子な時に何を買えばよいの?この記事ではなるべく専門的なことを一切省いて、私のような初心者の人でも長期保有でコツコツとお金を増やす考え方を紹介しております^^
気にするポイントは3つです。それでは早速書いていきます。
*この記事はあくまでも個人的な見解なので、将来を保証するものではありません。株を購入する前にもう一度自分で考えてから決断をおすすめします。
■目次■好きなところからどうぞ!!
1.配当利回りを気にする!
いきなり専門用語っぽいですが、わかりやすい例でいうと銀行の利息に近いイメージです。つまり、お金を預けるなら多く利息をもらえるほうが良いですよね?今の銀行ってほとんど金利が「0」ですよね。これはただのタンス預金みたいな感じになってます^^;
単に株では「利回り」、銀行では「利息」という風に表記すると割り切って考えればわかりやすいと思います。つまり、100万円預けて利息が「0」。株において100万円の株を購入したのに年間配当金(利回り)が「0」なら「配当利回り0%」となります。
株には10万円以下で購入できる株式がたくさんあります。10万円前後の株式なのに年間3000円前後の配当金(約配当利回り3.3%)という企業がたくさんあります。つまり、銀行に預けているタンス預金100万を、単純に株式に100万円分移動させて、1つの企業に預けるだけで年間3万円ということになります。
金利「0円」か「3万円」だったら、もちろん多い方がいいですよね。もちろん、値上がりしたり、値下がりしたりするのですけれど・・。
株主優待(優待利回り)について
これは配当金が高ければ、優待が無い企業も多いです。配当金が低ければ、優待が有る企業が多いです。なので「お金」として還元してほしいのか「物」として還元して欲しいのかによります。稀に利回りも良いし、優待も有るというのもあるにはあります。
優待の話は長くなるので、これくらいにしておきましょう。気になる方は過去の記事を覗いてみてくださいね。多少情報が古いので軽く流し読み程度で^^;
私が持っている株主優待 おすすめ 20万円以下銘柄はこれ!!
では配当利回り何%を狙えば良いの?
大体、高配当と言われている企業は4~5%以上でしょうか。そこを上手く狙っていきましょう。もちろん10%とかいう化け物もいらっしゃいます^^;それはこれから説明する「ゴールデンクロス」と「キャッシュフロー」との兼ね合いで購入するかどうかを決めます。
2.ゴールデンクロスを気にする!
自分の納得いく企業がみつかったら、次は「ゴールデンクロス」というボクシングの技みたいな言葉についての説明です^^;またまた専門用語チック。しかし、これも簡単に説明します!
ゴールデンクロスを説明する前に「単純移動平均5日線」「単純移動平均25日線」「単純移動平均50日線」という用語がでてきます。これはこれを読んでいただいている読者の方が後に理解しやすいようにカスタムした用語です。意外と簡単なので軽く流し読みで^^;
便宜上、わかりやすくするために極端な例にしています。
「単純移動平均5日線」について
例えば「今現在世界でこんな状態です」というニュースが流れたとします。これに反応する投資家がいるとします。そうするとその情勢を細分化して関連する事業をしている企業の株を買うとします。これが大勢いたら「その関連系の株は上がります」。
その企業の「株を欲しがる人が多い=株の価値が上がる」のです。つまり、一時的にでも上がるのです。これが「単純移動平均5日線」といいます。
これを見極めるのはプロ投資家レベル。短期トレーダー向き。素人考えだとパンデミックや災害でパニックなので、株どころではないですよね。株も下がったり、上がったり、安定しないと思います。
「単純移動平均25日」について
これは結局、5日で世界の事態が収まらず、25日たった今現在も世界はこの状況が続くでしょう的なイメージです。もちろん、「もう少しで収まるというだろう」という投資家はここで売って利益を確定させてしまいます。
なので、少し株を売る方もでてくるので「株の価値」はガンガン上がるわけでなく、緩やかに上がるイメージですね。
たとえば、コロナで「まん延防止で外にはでない」で家で食事することが多くなった。だから、ウーバー〇ーツ、出〇館などのサービスが一時的に伸びたみたいな感じです。
「単純移動平均50日線」
ここまで読むとなんとなくわかると思います。50日たった今現在の事態はどうですか?それプラス、日本が思い切っていままでやらなかった金融政策を実行した。アメリカの金融政策をしたなどなどが絡んでいきます。
いろいろ世界であったが、その影響をあまり受けずに、3つの線「単純移動平均5日線」「単純移動平均25日線」「単純移動平均50日線」が緩やかに安定している企業。
長期保有(トレード)向け。もちろん、世界で大変なことがあって多少影響は受けますが、それでも「強い企業体質」というのがあります。私のような長期保有・優待族・スワップ族(FX)はこれを狙っていきます。
つまり私的「ゴールデンクロス」とは長期的に見る!
黄緑「単純移動平均5日線」あるいは紫「単純移動平均25日線」がオレンジ「単純移動平均50日線」を下から上へ追い越す地点を「ゴールデンクロス」。
少し見ずらいですが、これはある企業の20年間の株価を絞ったグラフです。黒丸で囲んである部分が「ゴールデンクロス」です。これを起点に株が上がってますよね。
またクロスする前にでもそんな傾向があったら「買う」材料になります。つまり、黒丸に突入する前に買ってしまう。長期トレードで別に売ってお金にする訳ではないのですが、できれば低い時に株を買いたいですよね。そうすれば、いざという時にも売って現金にできるわけなので。
*短期で売買する方は20年間ではなく、1時間~1日単位でグラフを見ています。これは私のやっているものとは別世界なので省きます。
「配当利回り」もわかった。「ゴールデンクロス」もわかった。次はいよいよ「キャッシュフロー」です。
3.キャッシュフローで気にする!
はい、少し長くなりましが最後の「キャッシュフロー(CF)」です。いくら「配当利回りが良くて」「ゴールデンクロス突入」といっても、企業の中身を見たら「無理をしてるっぽい」とわかれば買い控えますよね。
企業の中身を簡単に見抜く4つの「営業CF」「投資CF」「財務CF」「現金等」を超絶簡単に説明していきます。私的判断私見も書いていきます。
「営業CF」の考え方
単純に本業が上手くいっていればプラスになります。ここがマイナスだと他のCFフローも良くない可能性が多いので、マイナスなら単純に様子見というところでしょうか。にもかかわらず、配当利回りが良いのは無理をしているとしか思いません。
ゴールデンクロスなら、世界情勢とかで一時的な需要があったのかをニュースなどで見ますが、おそらく買わないと思います。所詮、短期的に伸びているだけなのでしょうから。
「投資CF」の考え方
これは「企業が将来の設備投資にお金使っているかどうか」指数とでもいいますか。勘違いする方がいるかもしれませんが、プラスだと良いイメージだと思いますよね。これは逆なんです。
将来の店舗拡大や設備投資に使わずに余っている状態が「プラス」なんです。やはり、攻める企業はこの投資のお金を将来のために使うのでマイナスになります。一概にマイナスだと良いとは言えませんが、大体はマイナスだと成長を常に目指している優良企業だと思ってください。
「財務CF」の考え方
これは「借りている資金の額」と思うのがわかりやすいです。プラスなら「借金」、マイナスなら「借金を返せている状態」。
これは営業CF、投資CFとの絡みがあり、本業(営業CF)がプラスの状態で、財務CFがたとえプラスだとします。微妙だなと思うかもしれませんが、投資CFがマイナスなら積極的に資金調達して成長するために頑張っている企業だと言えます。
悪い例は
「営業CFがマイナスの本業不調」
「投資CFがプラスの投資もしないで投資資金が使わない」
「財務CFがプラスの借入金もある」ということになります。
良い例は
王道の優良企業は
「営業CFがプラスの本業好調」
「投資CFがマイナスの投資もガンガン惜しみなくしてお金を使う」
「財務CFがマイナスで借入金もしっかり返している」となります。
若くて積極的に成長を目指す企業は
「営業CFがプラスの本業好調」
「投資CFがマイナスの投資もガンガン惜しみなくしてお金を使う」
「財務CFがプラスで借入金が設備投資や成長の為に使うから多い」
ということになります。極端な例ですが、ある程度目安にできます。
現金等の考え方
企業の財務状況を株の管理画面から調べる時に、CFフローと同じ欄に「現金等」というのがあります。これは単純に「自由に使えるお金の額」
なので、投資にもできるし、借金にも充てられるし、どちらにでも使えるのでプラスであることが良いです。ある意味、ここが多ければ経営者の手腕次第ですがなんとでもなるわけです。
まとめ
ということで、最低限ここに紹介したことだけを覚えれば株を買うタイミングを掴めるようになってきますし、間違えづらいと思います。長期投資向けですけど。それでは最後に記事を整理してみます。
1.配当利回りを気にしよう!
2.ゴールデンクロスを気にしよう!
3.CFで企業の中身を読み取れるようにしよう!
4.1~3を調べて納得のいくものを購入しよう!
ということで長期保有スタイルの私として、この3つが合致した銘柄を見つけて保有した時の「妙な安心感」は何ともいえません。是非是非参考にしてみてください。最後まで読んでいただきありがとうございます。